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四都物語 ~その5~

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伏見から京阪電車で四条まで移動。
初めて乗った京阪だったけれど、ピンポイントで行く場所を指定されたように思われた。


祇園直前の四条
まずはやはり、八坂神社へご挨拶へ。
祇園四条駅から四条通りを八坂神社へ向かうと、途中に出雲そばの看板が目に入る。

京都で出雲か・・・

思えば今向かっている八坂神社だって、もとはと言えばスサノオを祀る場所。
出雲族のあれやこれやが封じ込められた場所だと思ってもいい場所だ。

祇園祭りだって、もともとは鎮魂、怨霊の慰霊を願うものだっただろう。
この季節の京都は盆地特有の蒸し暑さで昔はさぞ不衛生な状態にあったと思うし、
鴨川が増水すればすぐに災害や病気が蔓延したことだろう。

そんな自然災害を、もともといた出雲族を蹴散らすようにして都を創った人々が祟りと恐れるのは自然な成り行きだったのかもしれない。


八坂神社では、そんな古い思いを解放し、これからの日本を、この土地を守って下さるようお願いする。
縁結び的な要素を表に出されているけれど、私にはここのエネルギーはそんなものには感じられない。


・・・


八坂神社を後に、祇園を南下する。
崇徳天皇廟に向かうため。


崇徳天皇廟には京都に行くと出来る限り寄ることにしているのだけれど、
歩いていると安井金毘羅に先に出たので、こちらを先にお参りすることにする。

良く見るとここも、崇徳天皇に大物主神、源頼政の合祀。
つまりは敗者であり、まつろわぬ方々を封じ込めたかのような場所になっている。
縁切り寺の役割を表面的には押し付けられているかのようだ。



元の姿をゆがめられ、祀られた御霊の何と多いことだろう。。。
歪められたと言うか、本来持っている別の側面を出すように呪縛されたとでも言うような神社の、何と多いことだろう。

こと京都という都市には、そのような要素がとても強いのかも知れない。
様々な御霊が、存在が、京都を都としての機能を果たす場所にするべく貼り付けれらているかのようだ。


そして崇徳天皇廟へ。
近づくだけでも胸から様々な思いがこみ上げるのだが、この日は今までとはちょっと違っていた。

今までご苦労だった。 もうよいぞ。 
これからは自分の、今の自分のために生きなさい。



そんな声を受け取った。

今までだって、この方のために何か特別にしたわけではないのだけれど、
あの方がどんなにお優しい方だったか、繊細な感性の方だったか、私だけは忘れないでおこうと思っていたものだった。

でも、それももういいのかも知れない。。。


・・・


さらに足を延ばして六波羅まで行くことにしてみる。

あの方とのご縁から私は平家に匿われた記憶を持つのだが、思えばここへ、清盛公へきちんとご挨拶をしたことがなかった。
一昨年宮島の厳島神社へは行ったものの、肝心の京都の拠点にご挨拶してなかったなと。


六波羅密寺には桔梗が咲いていた。
入場料を払い、宝物殿へ入ってみることにする。
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平安初期の阿弥陀如来像が、優しく迎えてくれた。
平等院鳳凰堂の阿弥陀如来像と同じ作者だが、こちらの方が古いのだそう。

私は間違いなく、この時代を生きたのだな。。。
過去の魂の記憶を、この如来像はきっとご存じなのかも知れない。。。

万感の思いで如来様と対峙してみる。


反対側には、清盛公の木像がある。
近づいてお顔をよく見て驚いた。

・・・ こんなに優しいお顔だったのか ・・・

それは、驚くほどに優しいおじいちゃんの瞳だった。
清盛公って、もっと鋭い目つきの怖い顔をした人だと思ってた。。。

しばらくは、驚きの思いで清盛公の像と対峙する。
あのころは、お世話になりました。

そしてふと思う。

仏師が彫り上げた清盛公の坐像、
もしかしたらこの方の意識に繋がることが出来るんじゃ? 


目を閉じて、ピントを合わせるかのように意識を向けて行くと・・・


もう、よいぞ。
あの頃はそなたも大変だったな。 
ご苦労だった。
もう他者のために生きる必要はないのだぞ。
そなたの幸せを、そなたの人生を生きなさい。


なんとなんと、崇徳天皇と同じことを仰る!!!


私は一体どれほどの時代、どれほどの生を、他者に翻弄される人生を過ごしてきてしまったのだろう。
そしてようやく今、私だけでなくきっと多くの魂たちが様々な呪縛から解放されて、自分を生きることが出来る時代を実現させようとしているのかも知れない。

多くの英霊たちが、そんな人間を見守っているのかも知れない。
人として幸せに生きることを実現するのを、見守っているのかも知れない。

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建仁寺に戻ってくると、池に蓮の花が咲こうとしていた。

過去を生きることを終え、これからを生きるための区切りをつけたかのような京都だった。



名古屋・大阪出張での出来事はこれでおしまい。
お会いできたすべての人、存在、魂たちに愛をこめて。
ありがとう。


ヒーリングサロン ガブリエルの庭
http://www.jardindesarchangegabriel.com/




# by gabrielsgarden | 2015-07-18 23:25

四都物語 ~その4~

京都

・・・

因縁、カルマ、縁、何と言ってよいのやら分からないくらい様々に、思いが湧き上がる魂の都。
過去世の記憶を辿り、感情のエナジーのクリアリングを進める過程で幾度となく顕れたこの都での記憶。
今でも、あの山並みを見るだけで何かがこみ上げる場所だ。


守口市でのセッションデーを終え、京阪線一本で行ける場所だったこともあって、
やはりこの京都に、最後に立ち寄ろうと思ってみた。
どこを巡ろうかはその時のフィーリング次第。

と思っていたのに、京阪線は京都に入るまえに伏見稲荷を通るのを知って、
素通りするのは後ろ髪を引かれる気がして降りることにした。


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蒸し暑い日だった。

修学旅行生と中国人観光客でごった返す中を全速力で駆け抜ける。
やぶ蚊にさされながらの頂上までの鳥居ルート。

・・・


「 伏見のお山はピラミッド 」


これは、2012年に京都で行われたクリスタルボウルコンサートに参加した際、
初めてクリスタルボウルのエナジーを浴びながら私が受け取っていた言葉。

まだその時には伏見に行ったこともなかったと言うのに!!!


あの京都市内でのコンサートの最中、私の意識は京都からエジプトへと飛んでいた。
エジプトと京都の繋がりと、伏見の山がピラミッドの役割を果たしていたこと、
私自身がピラミッドに封印したナニカを、伏見でも同様に行ったこと、
そんなビジョンともメッセージともつかない情報がダウンロードされていた。


でもあの頃は、まだためらいの方が大きくて詳細はぼやかして済ませたのだが、
その後の展開でやはりエジプト絡みの解放が急展開で進んで行く。
そして私は初めてトートとの邂逅を果たすことになったのだった。


ピラミッドの玄室で、抱き合う男女。
そこへ降ろされたトート神の意識は、男性を完全に支配するが、
女性は意識を明け渡すことが完全にできず、恐怖に囚われて儀式は失敗に終わる。
女性はそのまま首から血を流してそのビジョンは終わった。
殺されたか、心中したかは分からないけれど。


他の記憶では、封印されたトート神のエナジーを荒廃したエジプトに復活させようと奮闘したオヤジの姿もあった。
古代王朝の墓に盗賊のように盗み入り、タブレットのような石板を盗み出し、
呪文を唱えてトート神の復活を図ろうとした男性。
彼の意識はもうほとんど、トート神に支配されていた。


そんな意識を持つ私は、初めて邂逅した際にトート神を極度に恐れていた。
関わった過去がそれぞれにとんでもないことになっていたから仕方がない。

そんな過去を癒して行ったのも、あの京都で受け取った言葉があって、伏見稲荷を訪れたためだったと思っている。



で、今回。

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普通にお山を巡って、鳥居をお納めして、気が付くと満月時刻。
あんなに蒸し暑かったのに、ここでは風が心地よく汗が引いていく。
どうやら鳥居をお納めした瞬間、私は何かをここへ降ろしたようで、
お山を下りる道は、それまでの道のりが嘘のように軽く涼しく感じられた。

伏見稲荷、表面的には鳥居が立ち並び、霊的にもキツネさんがたくさんいる場所なのだが、
本質はまるで違うのだと思う。 
だって、伏見のお山はピラミッドなのだから(笑)

恐らくここのキツネたんたちは自然霊の神格化されたものだ。
それは、何か別の深い場所にある存在を隠し守るためのカモフラージュにも思える。


キツネたんたちに人間がお祈りするのは自身の商売繁盛、出世、金運など、とても即物的な欲求だ。
だからつい、千本鳥居では人の念を受けたくないがために自分にレイキをかけながら通り抜けたのだが、
どこからかの声で、その奥にある人々の幸せを願う純粋な意図に、根底に流れている人々の純粋な願いに気が付きなさいと今回たしなめられた。



その後京都市内を巡り岐路に着いたのだが、この後数日してやはりまたトート神のエナジーに触れることになる。
そこでようやく私は、2012年と同様に伏見稲荷とトート神という組み合わせに再邂逅したことを理解した。


トート神は、ヒヒの姿で顕される場合と、コヨーテのような、犬のような姿で顕される場合があるらしい。

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伏見稲荷で会った黒光りするキツネたんは、犬の神様にそっくり。。。


トートの持つ男性性のエナジーは、物質文明を創造したエナジーだと思う。
アトランティスを支配し、エナジーを物質化、具現化する術を一手に担っていたのだから。

そう、だから、伏見稲荷で即物的なお願いをするのは実は理に適っているのだ(笑)
だってトート神はそんな物質化、具現化のエナジーの使い方そのものなのだから!!!


そしてその万物具現化の源となるのが女性性、女神のエナジー。
スサノオとアマテラス、トートとイシス。。。
男と女とは、本来そのような在り方をするものなのだ。

女神性と私たちが呼ぶ宇宙を生み出す根源的な慈愛のエナジーがあって、
その上にそれらを使い、方向付けをし、何かのカタチに、具象を創造するのが男性性のパワーなのだろう。


ゲリー・ポーネルさんの著書に、三位一体という聖書の言葉をイニシエートが読むと、それは父と子、精霊ではなく、意識、エネルギー、Command(指令)だとあるが、このエネルギー、そしてCommand これが私には、女性性のエネルギーと男性性のエネルギーの本質ではないかと思えて来る。

エネルギーとは意識づけ、方向付けをして初めて動きがうまれ、形になる。
エネルギーは意図に従う と言うけれど、これがまさしく男性性が女性性を従えるという図式で物質社会が形成されていることじゃないかと思う。


・・・

そしてそれが、なぜ今トート神がこうして私たちのもとへ現れるのかの答えだと理解している。


Arganzaの読書会でアリス・ベイリーの「 グラマー 幻惑と錯覚の克服 」を読んでいるのだが、前回触れた内容がこの答えになっているように思えてならない。
グラマーはアトランティス時代に発達したらしいし、物質化、現象化と幻惑とは対をなすものなのだろう。

そしてどんなにすばらしい直観により高次元から降ろされたアイデアを得ても、少しの欺瞞や自我の利己的な意識によって、誤った具現化が成されてしまうそう。


つまり・・・

アトランティスから始まった物質次元の世界創造において、トートはその力を正しく使って、現在の物質界、現象界を創造したのだろうか? 
という問いかけになるのだ。
私は、Yes とは言い切れないんじゃないかと思う。

私の記憶にあったピラミッドでの男女の儀式は既に間違った解釈の上で行われたものだったと思うし、
今の物質社会の混沌っぷり、行き詰まりっぷり、火山の噴火や地震による地球からの悲鳴を思えば、トート神との連携で様々なことを行って来た(と思われる)魂が今、
トートからの軌道修正を要請されていたとしてもおかしくないと思うのだ。



有りとて在る女性性のエナジーを、どのように使い、どのような世界を創造するか?

トートが私たちに問いかけるのは、そこだと思う。



話がそれまくったので京都市内のお話を次回にして四都物語完結します(笑)








# by gabrielsgarden | 2015-07-12 23:25

四都物語 ~その3~

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大阪 住吉大社にて。

住吉には、今回大阪へ行けることになった当初から是非行きたいと思っていた。
なぜなら、私の育った長野県南部の山奥で、いちばん古くからある神社が住吉さまなのだ。

私の実家は長野県南西部、岐阜県との県境にあり、古代中山道の最難関と謳われた峠の麓でもある。
子供のころから当然の如く、万葉集に収められた九州へ赴く防人たちが道中の無事を祈った和歌に触れていたのだが、
昨今になって、その峠を越える人々が目指す先の海の神が山の峠に祀られていることがとても興味深いものに感じられていた。


恐らくそれは、防人に向かった人々の悲哀のみにあらず。


それは、九州北部から信濃へ、そしてその先のアズマの地へとやってきた海の一族、安曇族の入植の軌跡だと思われる。
海の一族は信濃では安曇族、そして諏訪族、阿智族として、信濃三大古族と謳われている。


私の実家はその阿智族の地である。



・・・


そんな思いを抱いて初めて立ち寄った住吉大社は、太鼓橋を一般の人に公開してくださっていた。
関係者のみが祭祀の際に使うだけの神社の方が多いと思うから、何とも太っ腹というかおおらかに感じる。

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そんな太鼓橋の頂? から見下ろすと、緑の池が広がっている。
私にはなんだかこの池が、海を模しているように見えてならなかった。

オオアマ・・・ という言葉が頭の中に木魂する。

オオアマ・・・大海・・・皇海・・・


多分、きっと。
ここはもう埋め立てられた陸地で、海からはほど遠くなっているけれど、
大昔はこの辺りからもう磯が広がっていたんだろう。。。

そんなインスピレーションが降りて来る。



わだつみの神々にお参りをすると、お帰りと言ってもらっているような気がした。



・・・


大阪は、水の都だったのだなと思う。
古代から九州~瀬戸内を通過し、大和朝廷の都までのルートとして。
そして、京都から川を使った運送のルートとして。
海と川、双方に恵まれた拠点として、商業が発展した街だったのだなと。


そんな豊かな水の気で、金の気を増幅させたのが秀吉の大阪城だったのだろう。
広大な堀を埋め立てられて水の気を遮断されて焼け落ちたのも頷ける。


そして水の気は、感情のエナジーでもある。
そんな大阪で、感情のエナジーを扱うセッションというお仕事をさせてもらえたのも面白いことだなと思った。
水の気=感情をクリアに浄化することは、今の日本全体にとっても不可欠なことだろうと思うから。
大阪は、もっともっとパワーを、よい感情のエナジーのパワーを使う都市になって行ったらいいんじゃないかな。
そのためにもそこに住まう人々の感情がクリアになって、ポジティブに生きる力を発揮できることは大切だと思う。


東京の重苦しさから解放された西の旅、最後は京都へ。











# by gabrielsgarden | 2015-07-10 19:01

四都物語 ~その2~

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大阪着のバスターミナルにあったカフェ。
Willer Express と言う高速バスはとてもとても快適だった。
シートのクッションが心地よくてリクライニングが深くて、
おかげでしっかりと休めた感がある。
レコンセクレーションも出来たし。


・・・


最近、ネットでよく見かける広告につられてさわりだけ見たマンガがあった。
昭和初期、青森から室蘭の遊郭に売られた11歳の少女たちの物語だ。
その記憶があっての名古屋レコンセクレーションになったのは間違いないのだけど、バスの中で降りて来た理解が強烈だった。。。


室蘭の鉄鋼業を支えたのは屈強な男性達だったのだが、
彼らのやる気、覇気を沸かせるために用意されたのが遊郭だったということ。
私はそれを、色欲、性欲に誘引された過剰な男性性が必要だったのだということだと理解した。
近代産業の発展にはそれだけの男性性のパワーを必要としたのだ。


そう言えば、名古屋は世界No.1の動く鉄のカタマリを創り出す会社のお膝元だ。。。


過剰な男性性のパワーを必要とする創造は、歪んだエネルギーの使い方だと思う。
そのために搾取されるのが女性の生命エネルギーなのだとしたら。。。


その構図は現在の地球上にもまだ存在する。
イスラム国では、若い青年戦士を募集するためにそう言った女性の存在を必要としているそう。
私達からしてみれば目を背けたくなる世界。


どうやら戦争も経済産業の発展も構図は一緒らしい。
男性性のパワー、本来ならば自由で創造性に満ち溢れ、力強く一点突破する集中と創造のエネルギーを支配コントロールし、
過剰なまるでバケモノのような強烈なエネルギーを生み出すことで成すもの。


その過剰なエネルギーの源泉が、女性の犠牲なのだろう。
尊厳も自由も奪われ、性的な行為で生命エネルギー自体を吸い尽くされて。。。


そんな構図が、今もまだ地球上を覆っているのかも知れない。
過剰な男性性のパワーを得るために女性のエナジーを犠牲にする構図。
経済発展がその上に成り立って来たものだというのは明白で、
戦争と言う、同じ人間同士を殺しあう行為が正当化され行われてしまうこと自体、
男性性のパワーの歪みが引き起こすものじゃないかと思う。


だから、ね。
もう、要らない。 
戦争も、過剰な資本主義に翻弄される世界も。


そして女性たちは、自己犠牲のカルマから抜け出さなければならない。
男性たちは、自己の尊厳、本当の尊厳を取り戻さなければならない。
なぜなら男性達もまた、過剰に溢れかえった自己のエナジーを搾取され続けて来たから。
そうやって、双方のエナジーバランスをより良い状態へ変えて行く必用があるんじゃないかな。



Willer Express。
このバスは、内装も外装もド派手なピンクだった。
明らかに女性をターゲットにしたこの高速バスは、狭い車内で出来る限りの乗り心地の良さが追求されていた。
私が普段帰省に使う某路線バスの、大量輸送と効率のみを追求したシステムとは
真逆の発想で、しかも料金が格安!!! 


女性らしさが人を、モノを、お金を引き付けて、エネルギーの心地よい循環が起きていく。
そんな世の中になれたら、世の疲弊しきった男性達も少しは生き易くなるのかも知れない。
人は本当は好きに生きていいんだと、自分に許可が出せるのかも知れない。




そんなことを考えながら、大阪到着。












# by Gabrielsgarden | 2015-07-05 08:13

四都物語 ~その1~


東京~名古屋~大阪~京都
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今回は月曜日から廻った都市と、そこでの出来事のお話。

・・・

友人からのお誘いで名古屋で石の展示販売会をすることになり、その後依頼をいただいたセッションを大阪で行うという出張ツアー。
出会ったヒトモノについてはメインブログで書くことにして、ここではその裏で起きていたエネルギー的な流れを綴ろうかなと思います。

土地の意識というものはそこに住まう人の意識そのものであり、これまでの時代時代の魂たちの意識がしみ込んでいるものだ。
そんなことは百も承知だったけれど、じっくり滞在することで無意識的にそんな土地の集合意識に触れているのだなと。


普段住んでいるのは東京の西で、多摩丘陵と呼ばれる場所だけれど、この辺りにはあまり古く重いエナジーがないのが幸い。
東京都心の一極集中されたギューっと凝縮した苦しさからも少しだけ抜け出せていて、気が緩む場所ではある。
近くの小金井公園には手つかずの雑木林が残されていて、あれがきっと縄文以来、この一体の在り方だったんだろうと思わせてくれる。


それでも、東京は最近ますますエネルギー的にきつい。
それはここに住む人々の潜在意識が持つ不安や恐れがより強くなっていることに他ならない。
放射能問題、安全保障法案の騒ぎ、刷り込まれたパターンとして持つ景気経済への不安。
それらの問題から目をそらさせるメディアの在り方に人々が憤りを抱えていて、
自己の持つ本来の生命力や、生きる根源的なエナジーとの乖離に矛盾と葛藤が生じている。

その矛盾へのいらだちと葛藤からの焦燥感が大きくとぐろのように潜在意識下で渦巻いているのが今の東京。


久しぶりに東京を出て他の地方都市へ行くことでまず感じたこと。
それは、東京が一番メディアのコントロール、統制がきつい場所だということ。
地方の方が少しばかりではあっても、自己の意識に自由さが残る気がした。


東京に住む人々の、経済的に成功しなければならない意識、
素敵なOL、やり手のキャリアウーマン、セレブママでいなければならない意識。
それらは朝の通勤電車に乗り合わせてしまうとビシビシと伝わって来るものだ。


・・・


そんな東京から抜け出して最初に降りたのは名古屋。
展示会、出張の準備とショップの配送手配、家のことなど出発前が多忙すぎて、
既にグッタリとして展示会場にお借りしたレンタルスペース入り。


展示会そのものはわざわざ月曜日にお越し下さった方で盛況で一安心。
しかし、エネルギー的にはかなりグッタリとしていた。
石を扱う仕事はどうしてもそうなってしまうもの。
  
その夜は、名古屋駅西口のホテルへ。
かなり新しくて清潔で、とても気持ちよく過ごせそうで気持ちがいい。
その綺麗さにかまけてエネルギー的処置を何もしないまま就寝したところ、
とてもリアルな夢を見た。


遊女・・・というよりは、女郎と言った方がいいかも知れない。
そんな女性の夢だった。

家が貧しくて売られた女性、逃げ出そうとして折檻される姿や、
戦争が始まって食べるものに困る姿。
覚えているのはそんなところだけど、なぜこんな夢を見たのか。。。
朝起きて、どっちが夢でどっちが現実なのか、一瞬クラッとするくらいリアル。


翌朝は大阪へ高速バスで移動する日。
ホテルからバス停までの道すがら、気にかかったのは鬱蒼とした重い雰囲気を放つ神社と、その周りのじっとりとした空気感。
私の脳裏には派手な着物の悲しげな女性がチラチラと映し出されて、
あの夢は、この土地だから見させられた夢だったんじゃなかろうか。。。
そんな思いがムクムクと湧き上がって来た。


バスの中で調べてみると、案の定。
名古屋駅の西は駅裏と言われる一帯であり、その先には遊郭が軒を連ねていたと。
そしてあの神社から先がそんな街だったということ。 

あのホテルが新しすぎるのも少し気になったところだった。
一体以前は何だったのかと。。。


意識を向けて行くと、大勢の女性たちが見えて来る。
それは、いま現在の名古屋に住む人々、特に女性にも大きく影響を及ぼしているようにも見える。
自己肯定感の弱さや、自信のなさとして。
 

名古屋の人は保守的だと多くの人から聞いていて、それは東京と大阪に挟まれて個性を出しにくい土地柄なのかな・・・くらいに思っていたけれど、
実はもっともっと、根が深いものがあったのかも知れない。
信長や秀吉、家康という豪傑を送り出した土地なのになぜ?と思っていたけれど。。。


知ってしまったからには何かしなくては。。。
大阪へ向かうバスの中で私に出来ること。
あの神社を目印に土地全体にレコンセクレーションを行うことにする。 


シャンバラのマスターと白山ヒメのエナジーを土地全体に降ろして行くと、
女性たちの重苦しい想念だけが地球の核へと吸い込まれて行き、
彼女たち自身は天女の一団のようになって雲に乗って上へ上がって行って、
私はそのまま寝落ちしてしまった。。。


・・・


そして、大阪到着。
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友人のご縁で新たに知り合った方たちと合流、素敵な場所でのランチとなって、
私は何やら人一倍の量と普段あまり食べない肉をあっという間に平らげて。。。

個人的に、”なおらい” とグラウンディングをしているなと。
精魂をここへ戻すために
食べ物から、そしてお肉からエネルギーを摂ろうとしているのがよく分かった。



そんな旅のはじまり。

大阪~京都編は後半で。



# by Gabrielsgarden | 2015-07-03 07:49